ホームページ集客を利益に変える成功方程式 プロが教えるサイト運営の実践テクニック74
目先の利益に惑わされ、ピントはずれの工夫をしていませんか? 16000社の実例から導き出された、この「稼げる」方程式を読み解けば、売り上げアップ間違いなし! 03年刊「SEOを超えたホームページ集客術」の続編。
SEM等を駆使して集客した訪問者をどうやってお金に変えるか？。オンラインショップをはじめとしたサイト運営者が注意すべき点を網羅的に採り上げた本格的な解説書。

※SEMの書籍ではありません。事業としてサイトを運営する人のための教科書的な書籍です。ご注意下さい。（発売開始前の2004年7月17日記。）

　本書は前著『SEOを超えたホームページ集客術』の続編として書かれたものですが、カバーする範囲は大きく異なっています。

　お客様とショップの関係を時系列的にとらえれば、

　　①ショップに訪問してもらう（集客）
　　②訪問者に買ってもらう（コンバージョン）
　　③一度買った人に再度買ってもらう（リピータ化）

となります。前著が上記①の中から「検索エンジンマーケティング（SEM）」をピックアップしたものであるのに対し、本書では①②③の全体を採り上げています。

　例えばSEMを実施して集客が３倍になれば売上も３倍になります。費用対効果を考えながらSEMを実施すれば利益はそれ以上増える、というのが前著の概略でした。

　ところが経営という観点からは集客は初めの第一歩でしかありません。まずは商品を買ってもらって確実に利益を出す必要があります。そのためには上記②も集客に劣らず重要だとご理解いただけるでしょう。

（中略）

　時系列で表示された①②③をB2C型ECの視点から整理しなおしたものが、

　　売上＝商品×（広告宣伝＋顧客対応）×ホームページ

という公式です。本書では右辺の各要因について各一章を割いてご説明しています。

　本書は主にB2C型ECのネットショップを対象として書かれていますが、賢明な読者であればインターネット事業を展開する多くのケースで応用が利くことをご理解いただけると思います。ネット上で事業を完結させなければならないネットショップには実は高度なレベルが要求されるのであり、それに比べれば士業や観光業のサイト運営は応用問題でしかありません。（本書「はじめに」より抜粋/引用）